不空羂索観音立像(東大寺法華堂)わが国の古典彫刻が完成した像/奈良(天平)時代の美術

不空羂索観音立像(東大寺法華堂)

六観音の一つ。胎蔵界曼荼羅観音院の一尊。pāśa(羂索)は漁猟に用いる「わな」で,amogha(不空)は徒労ではないこと,大悲心で衆生を済度して残さないという意味。日本では主として 8~9世紀に造像が行なわれ,東大寺法華堂(三月堂)に天平時代の乾漆造の立像が伝存。