廬舎那仏(東大寺金堂)日本最大の金銅仏/奈良(天平)時代の美術

廬舎那仏

国宝。奈良〜江戸時代。像高14.73メートル。 国宝指定名称は「銅造盧舎那仏坐像」。一般に「奈良の大仏」として知られる東大寺の本尊像で、鋳銅製である。奈良時代に聖武天皇の発願で造立され、天平勝宝4年(752年)に開眼供養が行われた。ただし、現存する大仏は、脚部や台座蓮弁などの一部に奈良時代のオリジナルが残ってはいるが、頭部は江戸時代の、体部の大部分は鎌倉・室町時代の補鋳である。本像は、『華厳経』に説く、盧舎那仏(るしゃなぶつ)という名の仏である。盧舎那仏は「毘盧遮那仏」(びるしゃなぶつ)とも表記し、サンスクリットの「ヴァイローチャナ」(「あまねく照らす」の意)の音訳である。『華厳経』に説く「蓮華蔵世界」という広大無辺の世界の教主であり、宇宙の真理そのものを表す仏とされている。