512.明治時代の美術

チャールズ・ワーグマン:イギリス人の画家・漫画家。幕末期に記者として来日し、当時の日本のさまざまな様子・事件・風俗を描き残すとともに、「ポンチ絵」のもととなった日本最初の漫画雑誌『ジャパン・パンチ』を創刊した。また、五姓田義松や高橋由一をはじめとする様々な日本人画家に洋画の技法を教えた。

飴売
1877 油彩・板 25.5×35.0

1861年10月12日のイラストレイテド・ロンドン・ニュースに掲載された、ワーグマン画による第一次東禅寺事件。


五姓田 義松:チャールズ・ワーグマンに師事。1874年、川上冬崖の推薦で陸軍士官学校に図画教師として勤務。1876年、工部美術学校に入学しアントニオ・フォンタネージに師事するが翌1877年に退学。同年、第1回内国勧業博覧会の洋画部門に「阿部川富士図」「自画像」を出品し鳳紋賞を受賞。洋画家としては最高賞。

阿部川富士図
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自画像
東京芸術大学大学美術館


川上 冬崖:幕末から明治初めに活躍した近代日本洋画の先駆者。本名は万之丞,のちに寛と改めた。信州松代の生まれ。四条派を学んだのち,蘭学をもって幕府の蕃書調所に出仕,絵図調役,画学出役を勤めながら西洋画法を研究・指導した。維新後,開成所,大学南校などに勤めるかたわら塾を設けて洋画を教え,文人画にも活躍。一方,陸軍省参謀本部地図課長を務めたが,重要地図紛失事件の責任をとり,自殺。門下に高橋由一,小山正太郎らがいる。

蝦蟇図
早稲田大学図書館

洋画習得の一端