薬師三尊像(薬師寺)日本独自の仏像形式を確立した飛鳥白鳳期の最高傑作の一つ/白鳳の美術

薬師三尊像

薬師如来、日光菩薩、月光菩薩の三尊形式で、三尊で1つの国宝指定がなされている。像高は薬師如来254.7cm、日光菩薩317.3cm、月光菩薩315.3cm。中国初唐の様式受け継ぎながらも日本独自の仏像形式を確立した飛鳥白鳳期の最高傑作のひとつ。薬師如来台座も別途国宝に指定されている白鳳時代の優品。ギリシャ・ペルシアの文様、インドの神が描かれ、中国の四方四神である青龍・玄武・朱雀・白虎が描かれている。両脇侍のやや曲げた腰や自然な姿と本尊の調和が見事で、3尊で完成する三尊形式の完成形ともいえる。2メートルを超える像を蝋型で鋳込んだ技術は驚嘆に値する。