ねがひの糸口 / 喜多川歌麿

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喜多川歌麿の浮世絵春画「ねがひの糸口」。意味は色事の始まり、すなわち前戯。12シーンの男女の粋な会話も公開しましたので、見るだけでなく、読む楽しみを是非味わってください。春画は戦闘前の武士の士気を高めたり、火除けのお守りといった用途もありました。また若い夫婦のための性教育の教材としても使われ、描き手が男性のみだったにもかかわらず多くの女性にも楽しまれた芸術なのです。

  1. 第一図
    若者:今夜は一回で勘弁してくれぇ
    若者:色事の好きな女郎にゃかなわない
    若者:あれぇ、口を吸ったらまた元気になってきた
    女郎:私が満足するまでお前を離さないよ
    女郎:こんなに感じる女は滅多にいないのさ
    若者:この絵の二人は立派な道具だと笑うだろうさ(笑)

  2. 第二図
    男:お前のような美人は他にはいないから心配だ
    女:お前さんの他に恋人はいないよ
    女:他の男が言い寄ってきても相手にしない
    女:お前のような良い男はいないからね
    男:いくらそう言っても、すぐに浮気するだろ
    男:この体は振袖と島田髷が似合う小娘じゃない

  3. 第三図
    亭主持:セックスが毎日でお前の女房は幸せだ
    亭主持:亭主は不細工でイチモツも大変小さいんだ
    女房持:よしよし、もうすぐ女房と離婚するから
    女房持:それまでお前のぼぼを汚さないでおくれ
    亭主持:いい、いい、
    女房持:いい、いい、

  4. 第四図
    女房:あぉ、いい
    亭主:とんでもなく気持ちいいじゃねいか
    亭主:痩せた女よりお尻の大きな女が好きだ
    亭主:もっと腰を大きく振ってくれ
    亭主:俺の性技もうまくなったが、
    亭主:お前の技もずっとうまくさせてやるよ

  5. 第五図
    女房:そこじゃないよ
    女房:きちんと入れな
    亭主:俺のイチモツを滑らせ
    亭主:お前をたくさん焦らせ、濡れさせて
    亭主:弄びながらの挿入はどうだい
    女房:また下手な洒落を言って…

  6. 第六図
    間夫:大金を手にして花魁を存分に抱いていてぇ
    間夫:お前は営みの最中に泣くというが…
    間夫:ぼぼの味が良い上泣かれては堪えられぬだろ
    花魁:もっと強く突いておくれ
    花魁:金持ちよりあなたの威勢のよいマラがいい
    花魁:この世は思い通りにはいかぬもの

  7. 第七図
    男:早く始めるよりも、いじり回して楽しむのがいい
    男:ぼぼの形も粋だけど…
    男:毛がもやもやと生えてるところが堪らねぇ
    男:お前くらいの歳のぼぼがうめぇ盛りだ
    女:無駄口言ってないで早く入れておくれ
    女:早くしないと又、邪魔がはいるよぉ

  8. 第八図
    男:毛の無いぼぼは見苦しい
    男:交わるぼぼは小さいほど具合がいい
    男:四十八手で交わりをやり尽くしてぇ
    女:冗談はいい加減にして早く始めな
    女:お前のために嫁にいきそびれたんだ
    女:好きなようにしな

  9. 第九図
    男:お前は猫のような女だ
    男:鰹節のようなマラをたくさん馳走してやる
    女:思い切りぐっと突っ込んでおくれ
    女:焦らさないでおくれよ
    男:十五夜お月さんのような尻からマラを押し込んで
    男:ぼぼをしっかり突いてやる

  10. 第十図
    男:お前のように敏感な女は日本にひとりだけだ
    男:極上のぼぼがたまらなくいい
    男:いろんな恰好で数回したら少し休もうぜ
    女:あれ、休まないでおくれ
    女:もう淫水の堰がきれそうだ
    女:もっときつく根まで入れておくれ

  11. 第十一図
    女:あせっちゃだめだよ
    女:髪を結うまでお待ちよ
    男:いいじゃねぇか
    男:髪を結ったら、またすればいい
    男:大きくなったマラを無駄にするのは勿体ねぇ
    男:こうなったら俺の自由にならねぇんだ

  12. 第十二図
    女:この頃、とっても気持ちがいいんだよ
    男:痛いからやめようって、初めての晩に言ったな
    女:私を女房にする気があんのか
    男:お前が大好きだが、どうしたら良いかわからねぇ
    男:いっそマラの続く限りやるよりしかたねぇ
    女:どうやら嫁は嘘のようだね

tnj