歌まくら / 喜多川歌麿

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河童が海女を犯すシーンに始まる、春画の最高傑作、喜多川歌麿「歌まくら」を男女の粋な会話を添えて公開しましたので、見るだけでなく、読む楽しみを是非味わってください。春画は戦闘前の武士の士気を高めたり、火除けのお守りといった用途もありました。また若い夫婦のための性教育の教材としても使われ、描き手が男性のみだったにもかかわらず多くの女性にも楽しまれた芸術なのです。

  1. 海女と河童
    海中で二匹の河童が海女を襲っています。
    岩の上で赤い肌着をまとった海女が光景を見ています。
    海中の淡い色と海上の濃い色のコントラストが秀逸。

  2. 嫉妬
    左手小指は男への愛の証である「指切」
    しかし、男の浮気心は治らぬようです

  3. 町屋
    本当に嬉しそうに抱き合うふたり
    屏風を立てての情事です

  4. 武家
    着衣のままの武家とめかけ
    帯を解くのももどかしい!雰囲気が伝わってきます
    左奥の衝立が大変豪華です

  5. お寺参り
    揚げ帽子をかぶるのは、武家・庶民の上流婦人
    お寺参りの帰りの、つかの間の情事だろうか

  6. 囲われ者
    頬かむりで忍んできた若い愛人を迎える女性
    女性は誰かの情婦
    禁断の愛の場面です

  7. 後家
    好色そうな男の顔が着物から透けている
    舞台は茶屋か料理屋か
    女の反応が右足先で表現されている

  8. 桜狩
    男前の伊達男が芸者を連れている
    満開の桜の下で性交しようとしている
    女は左手に懐紙を準備して応えている

  9. 凌辱
    腕に噛みついて必死に抵抗する少女
    目がつりあがっている
    少女に襲いかかる利兵衛じじい

  10. 秋の夕

    男の目は醒めている
    男の頬に添えた細い指
    柔らかそうな耳とうなじが美しい
    女の誘惑に勝てない男
    女のお尻がなまめかしい

  11. 太った女房
    女の乳房を男が後ろから愛撫する
    「ほれ、お前さん冷えるよ」
    亭主の下半身に着物をかける手つきも慣れたもの

  12. 異人図
    オランダ人カップルが抱き合っている

tnj